鈴時雨について

鈴時雨について語るのは、これで何回目でしょうか?

初期の鈴時雨をご覧になった方、そして、リニューアルされた鈴時雨~言霊~をご覧になった方、その後にツイキャスにて声劇として演じた鈴時雨~定められし運命~をご視聴くださった方、色んな方がいるかと思います。

全てを見てくださった、聴いてくださった方がどのくらいいらっしゃるかは、わかりませんが、この作品は、自分にとっては思い入れの深い作品です。

何回も手掛けていくうちに、義人だったり、揚羽だったり、樹だったり、五鈴だったり、声劇から登場してきた嘉久だったり、椿だったり・・・そのキャラクター達が、自分の意に反して動いてくれている。そして、それを役者が演じてくれている、それだけで、とても嬉しく思います。私達には、現代で生きてきた、そしてこれからも続いていく人生の歩みがあります。

鈴時雨のキャラクターたちにも、歩んできた人生があります。そう考えると、なんだか不思議な感じがしますね。

空想の世界なのに、まるでそこに生きているかのような感覚に陥ることが、たまにあります。自分は義人として、そこに生きている。大切な人達と共に、必死に生き抜いている。誰も欠けて欲しくない、そう思いながら、自分が守ると、絶対に守って見せると足掻きながら、自分自身と戦いながら何度でも立ち上がる・・・そんな姿を、観て頂きたい。

絶対的に強い人間はいないはずです。自分も、何とかなる、まだいける、進めると思っていても、決して強い人間ではありません。悩むし、苦しむし、挫折しそうになるし、逃げたくもなります。でも、逃げるくらいなら、諦めるくらいなら、とことんやってやろうじゃないか・・・そう思ってしまうのですよ。何も試していない、行動に移していないのに、諦めるのは違うと自分は思っています。多分、そういった想いが、鈴時雨にも表れているんじゃないかな?と思っています。

この作品とは、長い付き合いになりますが、まだまだ完結までいきません。

いつになったら、隣町の領主は出てくるのか・・・謎です。

一つ、鈴時雨の作品の中で、義人が必ず言っている言葉があります。それは、なんでしょう???わかった人がいたら凄いです。

 

さて!そんなわけで、長く続いている鈴時雨の新作が、夏公演にて上演となります。

久しぶりの方も、初めての方も、楽しんで頂けるよう盛り込んでいますので、是非、ご観劇ください。

宜しくお願い致します。